平山郁夫と玄奘三蔵

B4変型判 68ページ
作品点数 38点
本体価格 ¥3,200(プラス税)

13 平山郁夫と玄奘三蔵
 
 
絵を描くことは 想像のつばさをひろげることだ。画家は 好きなように想像のつばさをはばたかせる自由をあたえられている。(平山郁夫)
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その日も、広島の空はどこまでも青く晴れわたり、暑い夏の一日がはじまろうとしていました。郁夫たちは、陸軍の兵器置き場で作業をはじめようと、きがえをしていました。午前八時をすこしすぎたところでした。とつぜん、目もくらむような強い光につつまれ、どうじにガーンというものすごい音がひびきました。・・・郁夫が15歳のときでした。
 
   
 
さらにカイバル峠をこえると、そこはもうインドでした。玄奘はようやく、ブッダがお歩きになった大地にたったのです。ゆく先ざきにブッダの歩まれたあとが、聖地となってのこっていました。
そのひとつに、龍王の岩窟がありました。昔、ブッダがここで龍をとりおさえ、いまも岩壁にそのお姿があらわれる、といいます。
闇のなかで、玄奘はいっしんに祈りました。くりかえし、くりかえし祈りました。すると、とつぜんまっ暗な壁にまるい光があらわれ、やがて、それがブッダのお姿になったのです。
   
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