絵本のお坊さんとの不思議な縁 ― 福間玄猷住職との出会い

博雅堂出版の経営を引き継いだものの、本業は在宅勤務の会社員なので、日々の業務はお昼休みに事務所に顔を出して、商品発送の手伝いやメールチェックをする程度です。70代の事務の方しか常勤がいないので力仕事やネット周りのサポートは欠かせません。

先日、新着メールの確認を終えて自宅に戻る前に、念のため送受信の更新したところ「朗読動画配信のお尋ね」という件名が表示されました。翌日がお休みの予定だったので「タイミング良いな」と思いながら開いたメールは広島県にある源光寺の福間玄猷住職からのもので、おはなし名画の「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」をYouTubeで紹介してくださるという内容でした。

弊社には平山郁夫先生関連の商品が二つあります。嬉しいことに「平山郁夫シルクロード美術館」様に続き、「佐久市立近代美術館」様のショップでも販売頂けることが決まった直後でもあり、有頂天になった私は早速、メールに記載の番号に電話しました。

不思議なのはここからです。

電話に出られた住職はこちらの思惑とは裏腹に終始、怪訝な雰囲気です。
「着信してすぐの電話はさすがに焦りすぎか?」
「メールに電話で返したのは無礼だったか?」
と思いながらも話を続ける私に住職は仰りました。

「いつのメールをご覧になっていますか?私がメールをしたのは4年前のことです。」

ネット環境が不安定なために4年前のメールが今頃になって着信したのだと思い、その旨をお伝えすると、更にこう言われました。

「その時にお母さまからご連絡いただいています。ただ、ネットのことは分からないとのことで進展がなかったのです。」

すっかり混乱した私は「???」となったまま電話を切り、事務の方に確認しました。
「ご住職の名前はよく覚えているけど、ネットのことはよく分からなくて。。。茂樹君(こう呼ばれているのです。56歳ですが。。。)が電話してくれて良かったわ。」

事務の方の言葉を不思議な気持ちで聞きながら自宅に戻った私は早速、福間玄猷住職について調べました(詳しくは下記の引用欄のリンク先をご覧ください)。

「絵本のお坊さん」
「子育て支援」
「読み聞かせボランティア」

思いがけないパワーワードに興味が駆り立てられるままに、Facebook友達にならせていただきました。住職は学生時代に「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」に出会われ、住職になられてからも法話などで紹介いただいてきたとのことです。メールを頂いたのはコロナ禍の頃で、寺院での教化活動や法話会の開催が出来ないなか、YouTubeでの発信を考えられたそうです。

私との出会いも「諸仏方のお導き」と仰ってくださいました。本当に不思議なご縁です。おはなし名画についても門徒さんに購入を勧めてくださるということで実に有難いです。

住職、これからもよろしくお願いいたします!

おはなし名画の平山郁夫先生関連の2商品の紹介です。

おはなし名画「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」

平山郁夫のお釈迦さまの生涯
インドの始まりからお釈迦様の誕生、菩提樹の下での悟り、そしてお釈迦様が亡くなるまでを平山郁夫画伯の幻想的で美しい36点の作品と共に大きくて綺麗な印刷で楽しめます。
本書が平山画伯の絵画の素晴らしさと、仏教を理解するきっかけとなってくれれば幸いです。

平山郁夫と玄奘三蔵

平山郁夫のお釈迦さまの生涯
「平山郁夫の生い立ち」と「仏教の伝来と玄奘三蔵」の二部作になっています。
中学時代に被爆を体験し、絶望の底から救いを求め、玄奘への思いをこめて描いた「仏教伝来」「天山南路」その他奈良・薬師寺の壁画も含め38点の絵画で、平山郁夫の歩んだ道と玄奘三蔵の求道の旅を辿っています。

福間玄猷住職の紹介です。

住職のブログ(絵本のお坊さんブログ)より

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 代表

絵本のお坊さんブログ – ~絵本で生老病死を語り分かち合う~ (genkouji.com)

住職のYouTube(絵本のお坊さん-福間玄猷)より

絵本はいのちの本当の姿をストレートに表現している 考え尽くされた絵と洗練された言葉を使っている 私の身近にあり、大人や子どもたちにも手に取りやすい 大人にとっても大きな学びになると気づいた このような絵本との出会いや学びを通して、「仏さまの教えを伝え、分かち合う」原点に立ち返った布教伝道・教化活動に取り組んでいる「絵本のお坊さん」です。 源光寺では、阿弥陀如来のご加護と地域・年代を超えた人との出会いを大切にしています。信頼できる人とのつながりから、互いに学びあい敬いあうことを大切にしています。 お寺での楽しい思い出は人生の宝物となり、子どもたちのこれからを必ず支えてくれるものになります。これらの活動には、大人の方々の参画をお誘いしています。これまで培ってこられた豊富な社会経験・技能、そして真心を子どもたちにお分けいただくことで、《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指しています。 動画視聴を通して、皆さまの日常生活に、大切な気づきと大いなる安らぎをお届けできれば幸いです。さらなる仏縁の広がりにつながれば、とてもうれしいです。

■源光寺14世住職紹介■ 福間玄猷(ふくまげんゆう) 1971年生まれ、大阪府茨木市出身。中学時代に和太鼓に出会い、大学生までの演奏活動・指導経験の中で生きる力をもらった。大谷大学仏教学科卒業、1995年結婚、広島県三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、子どもからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。1996年長男の誕生をきっかけに絵本の読み語りをはじめ、1999年頃からは「絵本のお坊さん」として、法事の場でも参ってくれた子ども達への読み語りを始める。1997年副住職就任。夏休みサマースクールやお寺の子ども会(毎月1回)を立ちあげ、現在まで21年間継続中。サマースクールの子どもたちと富士山登山を3度完遂。同年、本願寺派布教使拝命、寺院や福祉施設はもちろん、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。2011年源光寺第14代住職継職。2015年から、地元の小学校での絵本の読み聞かせボランティアを続けている。1男1女の父。

絵本のお坊さん-福間玄猷 – YouTube

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