平山郁夫シルクロード美術館にご挨拶してきました

観光地として人気の清里から車で30分という立地にある素晴らしい美術館でした(HPはこちらです)。
平山先生の作品は勿論、圧巻だったのですが、シルクロード関連の美術品を約9000点収蔵する当美術館の底力も感じました。


管理室室長の松山様から「先生には画家、教育者(大学教授、藝大学長)、文化財保護活動家という3つの顔がある」と教えていただきました。シルクロードコレクションは保護活動の一環として先生が奥様と共に40年近くかけて収集したもので、今では中国の富裕層からも注目されているそうです。

開館20周年を記念した「平山郁夫ー仏教伝来と旅の軌跡」展は今日が最終日だったのですが、9月14日からは「中央アジアの染織と文化」展が始まります。また、漫画家の森薫先生の「大乙嫁語り展」や「Wine&Craft Festa 2024」など興味深い企画も盛沢山です(展覧会やイベント情報はこちらです)。ご興味がある方は是非、立ち寄ってみてください。

訪問のタイミングでおはなし名画の「平山郁夫とお釈迦さまの生涯」と「平山郁夫と玄奘三蔵」の追加注文もいただき、また、営業先のヒントも教えてもらえるなど、実りの多い出張となりました。

余談ですが、シルクロード美術館に行く道すがらに「中村キース・へリング美術館」を見つけたので覗いてきました。


この美術館の館長の中村和男氏とは20年ほど前に、医薬品関係の仕事で一緒に北京に行った縁があります。全く関係のない美術という分野で再び中村氏の名前を目にして不思議な縁を感じました。予想以上にスタイリッシュでメッセージ性のある「カッコいい」美術館でした。こちらもお薦めです!

八ヶ岳・清里周辺の地域は美しい自然、過ごしやすい気候、美術館などの文化施設、美味しい甲州ワインなどの魅力に溢れた旅行先ですね。今後もちょくちょく訪れようと思います。

おはなし名画「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」

おはなし名画シリーズ「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」ではインドの始まりからお釈迦様の誕生、菩提樹の下での悟り、そしてお釈迦様が亡くなるまでを平山郁夫画伯の幻想的で美しい36点の作品と共に大きくて綺麗な印刷で楽しめます。
本書が子どもたちにとって、平山画伯の絵画のすばらしさと、仏教を理解するきっかけとなってくれれば幸いです。

平山郁夫と玄奘三蔵

おはなし名画シリーズ「平山郁夫のお釈迦さまの生涯」は「平山郁夫の生い立ち」と「仏教の伝来と玄奘三蔵」の二部作になっています。
中学時代に被爆を体験し、絶望の底から救いを求め、玄奘への思いをこめて描いた「仏教伝来」「天山南路」その他奈良・薬師寺の壁画も含め38点の絵画で、平山郁夫の歩んだ道と玄奘三蔵の求道の旅を辿っています。

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おはなし名画シリーズの紹介記事
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