皇居三の丸尚蔵館で「瑞祥のかたち」が開催中です。

東御苑にある美術館「皇居三の丸尚蔵館」で「めでたいことの訪れを告げる『瑞祥(ずいしょう)』の造形美」を堪能できます。

名称:瑞祥のかたち Inviting Fortune: Auspicious Symbols in Japanese Art
会期:前期:1月4日(土)~2月2日(日) 後期:2月4日(火)~3月2日(日)

「瑞祥」は聞きなれない言葉ですが、「瑞」に「幸運」、「祥」に「兆し」という意味があり、「瑞祥」は「縁起が良いもの」「幸運を呼ぶもの」を表す言葉だそうです。沢山ある「瑞祥」の一つが鳳凰です。優れた天子が世に現れる兆しとして古代中国で尊ばれた伝説の鳥で、日本でも古くより高貴さの象徴とされてきました。会の前期には若冲の「旭日鳳凰図」、後期には若冲の国宝「動植綵絵 老松白鳳図」が出展されます。

縁起という考え方が日本文化に深く根付いていることを改めて感じます。年末にお蕎麦を食べるのも、年始にお餅を食べるのも、初詣に行くのも、七五三を行うのも、縁起を担ぐことで幸運を引き寄せ、良い未来を願う心の表れです。「瑞祥のかたち」で絵画や工芸に取り込まれた様々な「縁起物」の美を鑑賞することで我々の生活に幸運を呼び寄せたいですね!

三の丸尚蔵館が所蔵する若冲の作品は「おはなし名画 若冲の象」にも7点掲載させて頂いています。日本一のパワースポットと言われる皇居が持っている作品は勿論、「縁起物」です^^。是非お手元にお置きください。幸運が訪れるかもしれません!?

おはなし名画「若冲のまいごの象」

おはなし名画 若冲の象
本体価格 ¥2,000(税別)
B4変形 32ページ

江戸時代に京都で生まれ、85歳で亡くなるまで新しい描き方を追求し続けた偉大な絵師・伊藤若冲。目を見張るような華やかな花鳥画から雄大で斬新な屏風絵まで、若冲の世界を堪能しながらその生涯を辿ります。

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