本書ではクレーの生涯と42点の作品を大きくて綺麗な印刷で楽しめます。
(色彩の世界から天使まで)
「芸術とは目に見えるものをあらためて描くのではなく、見えないものを見えるようにするものだ」(クレー)
「私の心にかくれている天使たちが、あなたの心に潜む天使たちを、目覚めさせてくれることを願っている。人間に対する想像力がなければ、天使の姿は見えないのだから。」(谷川俊太郎)
クレーは亡くなる1年前に数10点の天使の絵を描いています。色に捉えられ、色と一つになったクレーが天使の絵に辿り着くまでの人生を本書で是非、堪能してください。
(ちょっとだけ中身の紹介)
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(谷川俊太郎さんの推薦の言葉)
クレーの絵を見ていると、いつも不思議な気持ちにおそわれます。
もしかするとクレーの絵を見るとき、私たちはクレーという人の心の奥を覗きこんでいるのではないでしょうか。
そう考えるとクレーという画家が、どんな人間だったかということを知りたくなります。
この『おはなし名画シリーズ クレー』は、数々の絵とともに、クレーの生涯とその人となりを、子どもにも分かりやすい言葉で語ってくれます。
クレーの絵とクレーという人の秘密が、解き明かされるわけではありませんが、この本はクレーの世界への、ひいては絵というもののもつ美しさへの、一つの入門書としての役割を果たしていると思います。
「おはなし名画をよむまえに」の「クレーと黄色い鳥のいる風景」もお勧めです!
※クレーの生涯をこちらにごく簡単にまとめています。よろしければご覧ください。