インドの始まりからお釈迦様の誕生、菩提樹の下での悟り、そしてお釈迦様が亡くなるまでを平山郁夫画伯の幻想的で美しい36点の作品と共に大きくて綺麗な印刷で楽しめます。ブッダとなられたお釈迦様の気高く慈悲深い魂や平和を祈って人生を芸術活動に捧げた平山画伯の思いが未来を担う子ども達に伝わることを願ってやみません。
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仏教が日本に伝えられ1400年以上経ち、伝統文化、生活習慣の隅々にまで深く影響を受けていながら、私たちはあまりにもお釈迦さまのことを知らないように思います。本書ではお釈迦さまの教えを、はじめて平山画伯の仏教画にふれる子どもたちのためにまとめました。平山画伯の絵画のすばらしさと、仏教を理解するきっかけとなれば幸いです。
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(平山郁夫画伯「出版によせて」より)
「この一連の作品は、私が昭和二十年八月六日、広島で被爆し、九死に一生を得た体験から生まれたものです。」「私は助かりましたが、長く放射能障害で苦しみました。この体験を生かして、平和を祈る絵を描こうと思いました。」
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読者より①
読書ブログ「本からの贈り物」より
お釈迦様の生涯についてのお話と平山郁夫画伯の仏教画。子供にもわかるように書かれているし、なによりとても美しい絵本である。その時々のお釈迦様の姿や、ゆかりの地の風景などが、大型絵本の片側1ページ、時には見開きいっぱいに描かれていて、物語を読んでも自分の頭だけでは限界がある想像力をぐんと広げてくれる。
物語の方も簡潔ではあるが、仏教の最も大切なことを伝えてくれていて、改めて自分の生き方に仏教の教えを取り入れようという気にさせられる。『おはなし名画シリーズ』は、絵画鑑賞とともに画家の生涯を知ることができるユニークなシリーズです。
本からの贈り物 |絵本 (fc2.com)
関係の深い二人の画家を一冊にまとめた各巻は、内容も面白くお薦めです。
また、日本画の子供にも楽しく読める入門書というのはあまりないので貴重です。
読者より②
読書ブログ「不眠の子守唄」より
このシリーズで特徴的なのは、「マリアさま」「お釈迦さま」 の生涯を描いた作品(宗教画)もフィーチャーされている点である。(不眠の子守唄の管理人様から博雅堂出版宛にメッセージを頂きました)
子どもを美術館に連れていけない時に、お薦めの名画集ー「おはなし名画シリーズ」で自宅で美術体験ー│不眠の子守唄 (moriishi.com)
貴社の「おはなし名画シリーズ」は私の母が好きで買い揃えており、子どもの時からよく読んでおりました。読んだ本はどれも印象に残っております。『平山郁夫のお釈迦さまの生涯』ではある種の宗教への教養も身につきました。大人になってから美術館に行くのが好きになったのも、貴社の「おはなし名画シリーズ」を読んでいたからだと思っております。
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本書の続編「平山郁夫と玄奘三蔵」は「平山郁夫の生い立ち」と「仏教の伝来と玄奘三蔵」の二部作になっています。中学時代に被爆を体験し、絶望の底から救いを求め、玄奘への思いをこめて描いた「仏教伝来」「天山南路」その他奈良・薬師寺の壁画も含め36点の絵画で、平山郁夫の歩んだ道と玄奘三蔵の求道の旅を辿っています。
孫悟空が活躍する物語「西遊記」の元となる体験記「大唐西域記」を書いた玄奘三蔵、東京芸術大学学長も務めたシルクロードで有名な日本画家の平山郁夫画伯を結んだ縁が分かります。
判型がB4変形からB5変形と小さく、また値段も2000円とした普及版もあります。内容は同じです。